住宅ローンの借り換えを検討されいろいろ調べられた方はご存じかもしれませんが、返済中の保障を、がん等にまでひろげて、それに応じた金利を適用するというサービスが各銀行からでています。がんと診断されたら借入残の全額が弁済され、がんが治ってもず~っと借金ゼロとなるのです。
当社でも、全期間の優遇幅(最大1.5%)はそのまま、がん保障つきなら0.1%上乗せなどというプランも選んでいただけるようになっているのですが、少しでもより大きな金利節減効果を求められるお客様には、やみくもにお勧めするような事はしていないのが実情。
あるお客様がこのがん保障付きプランを選ばれた時、「交通事故に備えるくらいの気持ちなんですがねえ」とつぶやかれ、その言葉にはっとしました。とんでもない!交通事故の確率どころか、今や人がなんらかのがんにかかる確率は3人にひとりと言われています。しかも、診断給付金が数千万円も貰えるがん保険なんて通常の保険商品ではまずあり得ないわけですから、実はこの銀行のサービスに乗るのはなかなか賢いやり方。ふだんあまり気にとめていなかった銀行の案内にあらためて見入ってしまいました。
金利節減効果も本当はそれ自体が目的でなく、家計見直しのひとつの手段と考えれば・・保障の合理化はやっぱり考えないわけにはいかないようですね。