【解決事例】離婚後の住宅ローン問題、親子間売買で今の家に住み続ける

  • 「離婚後、今の家に妻と子供たちで住み続けたいが、住宅ローンはどうすれば…」
  • 「名義を変えたいが妻に収入が無いので…」

離婚の際に大きな問題となるのが、住宅ローンの残ったご自宅の扱いです。特に、奥様やお子様が今の家に住み続けることを希望される場合、問題はより複雑になります。

今回は、離婚に伴う住宅ローン問題を見事に解決された、奈良県K市にお住まいのO様の事例をご紹介します。この事例のキーワードは「親子間売買」です。

目次

お客様のご相談内容

ご相談いただいたのは、O様。ご自身の離婚に伴い、現在お住まいの家を出られることになりました。しかし、奥様は無職であり、そのままでは住宅ローンの自分の名義のままであり、将来的に何があるかわからない不安な状況でした。

そこでO様が考えたのが、「息子に家を買い取ってもらい、住宅ローンを組んでもらうことで、妻と息子が今の家に住み続けられるようにできないか?」ということで、相談に来られました。

離婚後、家を息子に売却し、奥様(息子の母)と息子様が住み続けられるようにしたい

との要望です。現在の住宅ローン残高は 約1,600万円

しかし、この「親子間売買」による住宅ローンの組み換えは、決して簡単なことではありません。

「親子間売買」での住宅ローンが難しい理由
親子や親族間での不動産売買は、一般的な第三者との取引とは異なり、金融機関の住宅ローン審査が厳しくなる傾向にあります。というより、そもそも親子間売買は銀行では取り扱ってもらえません。

今回のケースは、奥様が収入が無いため、息子さんで購入することができないか?との相談でした。

息子様のご年齢は28歳で年収260万円でした。

住宅ローンの現在の残高は1,600万円でしたので、諸費用含めて1,750万円のローン申し込みで審査を進めました。

息子様には何も問題ないので、無事住宅ローンの審査承認がおりました。

この借入額により、お父様の住宅ローン残高1,600万円を完済し、さらに売買に伴う諸費用(登記費用や仲介手数料など)も賄うことができました。

この結果、
お父様: ご自宅の売却により住宅ローンから解放され、新たな生活へ。
息子様: 新たにご自身名義の家を持つことができ、お母様との同居を継続。
お母様: 住み慣れた家を離れることなく、安心して生活を継続。
まさに、ご家族全員にとって最善の形となる解決を実現することができました。

離婚時の住宅ローン問題で悩んだら

今回のO様の事例のように、離婚時に「親子間売買」という選択肢を知っているかどうかで、その後のご家族の人生は大きく変わることがあります。

  • 今の家に住み続けたいが、名義やローン返済で困っている
  • 親の家のローン返済が苦しそうなので、自分が買い取って助けてあげたい
  • 金融機関に相談したが、親子間売買を理由に断られてしまった

このようなお悩みを抱えている方は、決して諦めないでください。親子間売買には特有の難しさがありますが、実績のある専門家が間に入ることで、金融機関との交渉をスムーズに進められる可能性が高まります。

離婚という大きな決断のなかで、ご自宅の問題まで抱えるのは大変な心労です。まずは一度、専門家にご相談いただき、ご自身にとって最適な解決策を一緒に探してみませんか。

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