元金等返済のデメリットは、前半の返済額が多い事です。
これは、住宅ローンの審査の時返済負担率も元金均等返済の
初回の額で計算される場合もありますので、その場合、思った
金額の住宅ローンを組めないかもしれませんね。
 
 
それと、先日同じ住宅ローンを同じ条件で借りた時の比較をして、
元金均等返済の方は、総返済額が少ないと説明しましたが、これは
見方によって変わってきます。
 
例えば、前回の例で2000万円を金利1%で35年返済の場合の
元金均等返済は、総額で約20万円返済額が少なくなると説明
しました。
 
しかし、初回の返済額は元金均等払いは、約64,000円
元利均等払いは、約56,000円です。
 
それなら、元利均等返済で元金均等返済と同じように
最初から64,000円の支払にすればどうなるのでしょうか?
 
そうすると、当初元利均等35年で返済する予定だったものが
30年に短縮され、その結果トータルの返済額が元金均等返済より
35万円もすくなくなりました。
 
住宅ローンは金利の違いだけを意識されがちですが、実は返済年数も
大きく総返済額に関わってくるんです。
 
 
という事で、次回は繰り上げ返済について説明致します。
 
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